ルミガン点眼液はビマトプロストという物質で、プロスタマイドF2α誘導体(プロスタグランジンの仲間)です。
緑内障や高眼圧症のために点眼治療薬として使用されています。
しかし、その副作用で、まつ毛が伸びたり太くなるということが知られています。その
副作用をうまく利用してまつ毛に適量を外用することで、まつげを長く、太くする目的で使用することができます。
ルミガン点眼液0.03%です。
ルミガン点眼液の効果
ルミガンは、「まつげを長く濃くする薬」として2008年12月にFDA(アメリカ食品医薬品局)で正式に承認されている医薬品です。 翌2009年の1月に発売と同時に人気となり、日本でもまつ毛を伸ばせる美容医薬品として注目されるようになりました。
16週間塗布した臨床研究では約8割の方に以下に示す3つのポイントが認められたと報告されています。
長さが :125% 伸びた
密度が :106% 高くなった
色の濃さ:118% 濃くなった
という結果です。
ルミガン点眼液の使い方
1日1回寝る前に上まつ毛の付け根だけに外用します。
まばたきすれば、下まつ毛にも行き渡りますので、
下まつ毛には塗らない方がよいです。欲ばって下まつ毛にも塗ると、黒ずみが生じることがあります。
塗るときには、細い紅筆や歯間ブラシで外用するとよいです。綿棒では薬が綿棒に染み込んでもったいないです。
コンタクト・レンズを外してから外用する必要があります。
ルミガン点眼液の副作用
目のまわりの 黒ずみ、まつ毛やその周りの多毛が見られます。必要のない所に塗ると黒ずみが目立ってしまいますので、上まつ毛のみに外用することが重要です。
眼の中に入ったときに、充血や痒み、目のゴロゴロや軽度の痛み 涙、眩しくなるなどの症状を起こすことがあります。しかし、もともとが点眼液ですので、大きな問題が起こることはまれです。症状が出たら直ちに使用を中止してください。ひどいときには速やかに眼科への受診をしてください。
実際の症例
症例写真は当院の看護師です。本人の同意を得て掲載しています。
平成25年12/20からルミガン点眼液の外用を開始しました。ですので、まだ外用して1ヶ月です。今後、1ヶ月毎に写真をアップしていく予定です。
平成25年12/20 外用前
平成26年1/20 外用1ヶ月
どうでしょうか。やや密になった気もします。
平成26年2/21 外用2ヶ月
同じアングルで撮影していますが、少し尺度が違うかもしれません。
平成26年3/22 外用3ヶ月
写真ではわかりにくいですが、自身の実感としては長くなっている感じだそうです。
平成26年4/22 外用4ヶ月
伸びたかどうかは微妙ですが、やや密になった印象はあります。
効果としてはこの程度かもしれません。
個体差もあると思います。
治療希望のある方には提供させて頂きます。
ルミガン点眼液によるまつ毛の育毛治療の料金
健康保険は適応されず、ルミガン点眼液の治療費は実費で頂きます。
ルミガン点眼液0.03% 1本 |
3,240円(税込み) |
平成26年4月25日から提供を始めました。