本文へスキップ

西風新都のこころ皮ふ科クリニックです。皮ふ科一般の治療と皮ふ外科、レーザー治療を行っています。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.082-849-5477

〒731-3168
広島市安佐南区伴南1-5-18-8-303

アレルギーの血液検査rast

血液検査で何がわかるの?

一口にアレルギーと言っても色々な機序や経路が存在します。そのうち代表的なものがIgEというタンパク質を介したアレルギーです。
血液検査では、このIgEの量を調べることでアレルギーの有無や程度を数値化して示しているということになります。
IgEは個々のアレルゲンに対して無数に存在するため、例えばダニに対するIgEやスギに対するIgEを調べてそれらが高ければダニ、スギに対してアレルギーがあると説明します。このように、ある特異的なアレルゲンに対するIgEを個別に調べることを、特異的IgE検査(RAST)と呼んでいます。
それに対し、不特定のIgEの合計を調べる検査を非特異的IgE検査(RIST)と呼びます。

これらのIgEを調べる検査とは別に、じんま疹の原因物質であるヒスタミンの量を調べるヒスタミン遊離試験(HRT)もあります。

信頼性は?


信頼性はあまり高くありません。つまり血液検査で反応しなくてもある物質にアレルギーがあることはありえるし、反応してもアレルギーがあ
特異的IgEの検査だけを鵜呑みにして厳格な食事制限を始めることはお勧めしません
一方、ダニ、ハウスダスト、花粉、カビ、動物など、皮ふを介して接するアレルゲンの特異的IgEにはある程度信頼性があると思います。

じんま疹や食物アレルギーに特化すれば、ヒスタミン遊離試験(HRT)の方が信頼性は高い


食事など口から摂取するものと、ダニやハウスダスト、カビ、動物上皮など皮ふを介して触れるものとは別に考える必要があります。食事の特異的IgEは、卵と牛乳、ピーナッツや小麦の一部タンパク質などを除いて、ることの絶対的な証拠にはなりません。血液検査で反応しても、アレルギーを起こさない人はたくさんいます。これは診断をする上であくまでも参考指標になるということであって、確定診断には使用できないということです。ですから、。ただし、陽性のものを食べたときに皮疹が悪くなるかどうかを観察してもらう材料にはなると思います。一番重要なのは、実際に食べて悪くなるかどうかです。といわれています。そのかわり、検査できる項目は現状では少ないです。

アレルギーの血液検査の一覧



花粉のアレルゲン
ハウスダスト、ダニ、カビ、細菌、動物、職業性アレルゲン
食餌性アレルゲン1
食餌性アレルゲン2
寄生虫、薬品、昆虫
マルチアレルゲン

一度に検査できるのは13項目まで

MAST-33という優先度の高い33項目を一度に調べる検査

MAST-33検査



View アレルギー36という検査が開始されます。
36項目の検査が可能
ここ
オオアワガエリ、ハルガヤ、ペニシリウム、クラドスポリウム、チェダーチーズが削除ゴキブリ、蛾、マラセチア、オボムコイド、リンゴ、キウイ、ゴマ、サバが追加コナヒョウダニがヤケヒョウダニに変更

下に検査可能なアレルゲンを示します。(クリックすると別ウインドウが開きます。)@ABCDEこのうち、と健康保険で決まっています。別に、があります。そのかわり、個々の項目を変更することはできません。:コナヒョウダニ、ハウスダスト1、ネコのフケ、イヌのフケ、オオアワガエリ、ハルガヤ、カモガヤ、ブタクサ混合物、ヨモギ、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、ペニシリウム、クラドスポリウム、カンジダ、アルテルナリア、アスペルギルス、ラテックス、ソバ、小麦、ピーナッツ、大豆、米、マグロ、サケ、エビ、カニ、チェダーチーズ、ミルク、牛肉、鶏肉、卵白の33項目が調べられます。さらに、平成26年1月より、これはです。詳細はをクリックしてください。MAST33と比べ、され、かわりにされました。さらに、されました。

お勧めのアレルギーの血液検査





 ハウスダスト2 ヤケヒョウダニ  スギ  ヒノキ  雑草マルチ 
イネ科マルチ  動物上皮マルチ  カビマルチ  (食物マルチ)   
周年身近にあるハウスダスト、ダニ。
春花粉のスギ、ヒノキ。
秋花粉の雑草マルチ、イネマルチ。
動物を飼っているあるいは接することの多い患者さんには動物上皮マルチ。
汗をよくかく患者さんにはカビマルチ。






ヒト汗の反応
広島大学皮膚科の研究成果
ここ

当院では5歳未満の血液検査はできません。ご了承ください。

何を調べるかは、色々考え方があると思います。院長は、ひとつひとつを詳しく調べるよりもだいたい何が悪いのかをざっくり調べる方がよいと思います。ですので、当院ではマルチアレルゲンを勧めています。5歳以降のアトピー性皮膚炎の検査であれば、環境抗原を中心でよいと思います。これでだいたい何が悪いかはわかると思います。食物マルチは5-10歳程度までは追加することがあります。マルチアレルゲンが陽性であれば、個別に検査を追加してもよいと思います。(例えば、動物上皮マルチが陽性の方は、イヌ皮ふ、ネコ皮ふなどをさらに調べる。)ヒスタミン遊離試験(HRT)では、特異的IgE検査では調べられない項目として、を調べることができます。アトピー性皮膚炎の患者さんでは、ヒト汗抗原に対して陽性を示す患者さんが約8割もいるという報告があります (Tanaka A, et al:Exp Dwematol 15: 283-290, 2006)。 アトピー性皮膚炎では、自分の汗に過敏に反応し、皮ふ症状が悪化すると言われていましたが、 最近、この「ヒト汗」のアレルゲンの正体は、健常人にも常在するカビの一種が産生する蛋白であることがわかり話題になりました。です。ヒスタミン遊離試験(HRT)の検査できる項目はから。

アレルギーの血液検査の料金








5種類検査したとき 約2,450円
10種類検査したとき 約3,770円 


33項目、36項目とも 約4,800円



HRT 5種類 約2,800円
健康保険は適応されます。 以下の金額は3割負担の場合です。初再診料、処方料などは別途必要です。だいたい1週間で結果が出ます。特異的IgE検査では、1項目が110点ですので3割負担の方で330円です。これに、判断料144点が加わるため430円が加算されます。だいたいですが、MAST33 および View アレルギー36ヒスタミン遊離試験(HRT)では、1項目が168点です。5項目のセットになるため840点です。これに、判断料144点が加わるため430円が加算されます。